エンジニアは、企業で働くことで安定して収入を得られるようにしようと考えることがよくあります。その企業で専門としている分野については年々スキルも知識も磨かれていきますが、キャリアを構築するという観点からは、かなり狭い領域の業務にしか従事できない問題があります。

これに対し、独立してフリーランスをしていると、多様な業務に従事できるのが特徴です。1つの契約の期間は数ヶ月から2年程度のものが多いことに加え、労働時間が重ならなければ複数の案件を同時に請け負うこともできるため、短期間で複数の業務に従事することができます。そのため、僅かな年数でかなりキャリアの幅を広げることができるのが魅力です。

興味がある分野に手を広げていくことも、1つの分野を掘り下げていくことも自由であり、エンジニアとしての目標に応じてキャリアを多様化できます。管理職として働くことを求められる案件もあるため、マネジメントスキルを身につけるにも適している働き方でしょう。そのキャリアを使って転職すれば管理職になることが可能であり、培ってきたキャリアを高く評価してくれる企業も増えてきています。

将来性を高めやすいのはフリーランスの特徴なので、実力に自信があるエンジニアは独立を検討してみるのが大切です。その間に自分のキャリアを作り上げるだけでなく、興味を広い視野から見つめ直すこともできるため、将来的にもやりがいのある業務に従事できるポストを手に入れられるでしょう。